Aviatik(Berg) D.I

(アビアティクD.I オーストリア軍戦闘機)

Eastern Express 1/72 : Completed on 30.Apr.2007

 イースタンエクスプレス1/72のアビアティク(ベルク)D.I戦闘機です。購入以来 おそらく2〜3年、放ってあったでしょう。だって、見るからに面倒くさそうなんだもの。なにしろ、機体下面以外のすべてをデカールで覆わなければならなく て、それがまた複雑な形をしている。薄くて細い見るからに壊れやすそうなパーツをイモ付けしまくらなければならない予感が激しくにおう組立説明書。でも、 このごろは社会情勢の変化による諸般の事情で、たかがプラモデルでさえもそう簡単に新規購入はできません。というわけで、在庫の解消を目指しての取り組み 第1弾です。

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それにしてもこの塗装。どういう発想なのか、もはや意味不明です。しかも、他のHPとか、いろいろな作例を見てみると、色が全然違うものもある。赤だの 黄色だの派手な亀の甲を装ったものもあるし、Lの字が赤のものもある。やはり、何も考えずに説明書のとおりに作るのがよいでしょう。ヘタクシズムの精神に も合致します。

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オーストリア軍の飛行機は国籍マークがやけに中央に寄っています。主翼上のL字のデカールは白のフチだけだったので、上から黒でなぞりました。(うまく いかなかった)

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表面全部がデカールなのでは、誰がつっくっても仕上がりが同じになるじゃん、と思ったら、やっぱりそうは問屋が卸しませんでした。私がやったのではフチ は崩れるし、しわは寄るし、で思った通りの大苦戦でした。特に、マークセッターを使うと、白の部分だけが妙にシワシワになるので困りました。

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この心細い形を見るまでもなく、実機はなかなかヤバかったようだ。まず、エンジンのオーバーヒートにかなり悩まされたらしい。そして、機体の強度にも問 題があり、うっかり急激な運動をすると主翼が分解することも多かったという。実際、この機体の操縦者も、空戦中に上の主翼が脱落して滑空状態になったところを 撃墜されて死亡したとのこと。そんなに欠陥があったんじゃとても兵器とは言えません。

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しかし、四角い胴体に四角い主翼、よく見るとけっこう魅力的な形をしています。

ちなみに、この模型も結構小さいものです。実際手の上にのせてみるとまるで手乗り文鳥みたいでなかなか可愛らしい。
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