Gotha G.II
ゴータG.II ドイツ軍爆撃機
(Roden 1/72:Completed on 19.Oct.2011)
これは驚き!私如きがこんなキットを完成させてしまう、というのはメチャメチャすごいことである。しかも、記録に
寄れば手を付けたのが5月26日、完成が10月19日なのだから、比較的短期間と言える。こんな大物をものにしたのは、大学生だった30年前、ハセガワの
97大艇以来である。
ゴータ爆撃機といえば、第一次大戦のロンドン夜間爆撃で名を馳せた、ドイツ軍爆撃隊の象徴的な存在であるが、この
G.IIに関しては試作機的な面が強く、実際には8機しか製作されなかったし、故障が多くて作戦行動もあまりやらなかったらしい。キットの塗装説明図によ
れば、バルカン戦線に展開していたらしいが、私としては詳細不明である。ちなみにローデンのこのキットはG.IIとG.IIIのコンパーチブルで、
G.IIIの方が爆弾架もたくさんついて、塗装もグリーン、いかにも爆撃機という風情なのだが、そっちも20数機しか生産されず、あまり活躍しなかったよ
うだ。
ではなぜ、いくつかあるローデンのゴータ爆撃機のキットの中からこのタイプを選んだのか。その理由は極めて簡単である。つまり、箱絵がローレンジ迷彩ではなかったからである。重要なポイントでしょ?
やたらにアスペクト比の大きな主翼や、推進式のプロペラなど、宮崎駿の世界を彷彿とさせる不思議な造形が魅力的。