Junkers J1

(ユンカース J1)

Eduard 1/72 Completed on about Aug~Sept. 2006


 驚くほど時代を先取りしていたドイツの航空界。その代表的な飛行機が、このユンカース J1といえるでしょう。低空飛行の対地攻撃が主任務だから、進むべき方向としては当然といえば当然ですが、何しろJu52にも使用されている波形外板を採 用 した全金属製の機体というだけでなく、なんと胴体前部は鋼板で装甲されていました。地上砲火でも容易には撃墜できなかったそうです。1917年といえばラ イト兄弟からまだ15年もたたない時期というのに、ホントすごいですね。
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 とはいえ、何でこんなに醜い飛行機なんだろう。異常に分厚い主翼をはじめとして、「囲いました!」といわんばかりのエンジン覆い、「切り出して貼っつけました!」といわんばかりの尾翼のカタチ、後から仕方なくくっつけた、としか思えないよ うな支柱の数々、面積だけでなくカタチまでバランスを欠いている下翼等々、いいところがありません。
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  キットはエドゥアルドの最近の製品で、期待して買ったのですが…

 今まで作ったエドゥアルドのつもりで制作を始めて、いゃ〜〜手痛い目に遭いましたね。ちゃんと説明を読まなかったといえばそれまでだが、なんだか妙に組立説明書がわかりにくいんですよ。製品としてのクォリティも、とてもじゃないけどいつものエドゥアルドとは思えないような水準といわざるを得ません。隙間はあくし、ボッチは太すぎるし向きが悪くてそのまま組めないし、なんだか未完成のまま製品にでっち上げて出荷しちゃったと思ってしまうのは私だけ?

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それにしてもつくづくヘンな格好の飛行機だ…


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 接写すると工作や塗装の荒さが目立っちゃいますね。相変わらずヘタクシズム満開です。全金属製だから、複葉機にもかかわらず張線はなし!こりゃ作るの楽 だ、と思ったのが運の尽き?? 分厚くて重たい上翼を支える支柱は細っくて複雑な角度だし、そこんところの組立説明書の図は解読困難だし、波々の外板にう まいこと迷彩パターンが決まらないし、デカールもさっぱり乗らないし…ひどい塗装ですね〜〜〜!この機体上側面の2色迷彩には参りました。この程度の迷 彩、どってことないね。と思って始めてみたら、なんということ!肝心のスキルが落ちていたんですね〜〜(落ちるほどのスキルがある のか!)全然根が続かないし、老眼だし。

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 いつもの写真と違って、太陽の光のもとでフラッシュを使わずに撮影してみました。紫色が実物よりも白っちゃけてしまいました。ちなみにこの2 色はMr.カラーのパープル+白、緑色の部分は同じくMr.カラーの「三菱系機体内部色」!です。勝手な好みで選んでしまいまし た。いい加減でしょ?

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