小学生の時に一番最初に作ったレベルファイターシリーズがこれで、
私が「疾風という飛行機がある」のを知ったのもこのときです。
このキットはハセガワ製ですが、多分出てすぐに購入して作ったと思います。
実にいいカタチの飛行機だと思います。 飛行機もすごいけど、このキットも
傑作ですね。同時期に隼や紫電改も出たように記憶していますが、あまり気に
入らなかったのを覚えています。
この作品は
当時の自分としては最高傑作の部類だ、と自画自賛しています。
一番頑張ったのは、塗装です。もちろんいつもの筆塗りですが、マーキングも
すべて手書きしました。日の丸ぐらいは何とか、と思ったのですが、ついでの
勢いで、44戦隊の部隊マークも描いてしまいました。
といっても、機体に直接コンパスを当ててマルを書いて、それを赤く塗る、と
いうとんでもない方法で、マスキングも一切せずにすべてフリーハンド!実に
あきれた野蛮なやり方です。若いからできちゃうんだよねー。
マーキングをデカールを使わず手書きでやるということは、中学生の時購読し
ていた「航空ファン」の模型投稿コーナーで見ていましたが、まるっきり雲の上
の話だと思っていました。
当時(昭和40年代前半ヨ)の「航空ファン」はプラモデルだけでなく、ソリッド
モデルの投稿も多く、実にすごい力作ばっかりだったと記憶しています。マーキ
ングも手書きが当たり前でした。
作品の批評も辛らつで、自分には入れない世界だ、と勝手に決めていたところ
があります。でも、実際に手書きでマーキングやったら、(でも、もちろんヘタ
でしたけど!)本当に、デカールなんかでは出せない味わいがあるんですね。