POENIX DIIa


(フェニックスDIIa)


MAC 1/72 : Completed on 31 May. 2007

 オーストリア=ハンガリー帝国の戦闘機です。もとはハンザ=ブランデンブルグDIだったらしいが、へんてこなバッテンの翼間支柱がどうにも具合が悪く、 結局主翼の設計をやり直してリメイクしたものらしい。インストによると、まあ成功した戦闘機だったらしいが性能は平凡だったということである。 (私の乏しい英語力で辞書も見ないで読み飛ばしただけなので正しいかどうかはわかりません。)
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 キットは、チェコのMACディストリビューションという、あまり聞いたことのないメーカーの製品ですが、はっきり言ってかなりいい加減。
1:胴体支柱が長短二種類あるのに、翼間支柱が一揃えしかないので、ヤバイなーと思っていたらやっぱり長さが足り なかったので、支柱はプラ板から自作しました。
2:エンジン部品なんかけっこうおおざっぱで、シリンダーがただの筒!みたいな(もちろんそのまんま使う)。
3:操縦席内部などにエッチングパーツが付属していますが、やっぱり使いこなせない…結局、照準器や水平尾翼の支柱なんかは力尽きて省略。
4:一番気になったのはプロペラで、機体に接着するようになっている。完成した模型がプロペラも回らないなんて、ギミック満載のプラモデルで育った世代に はユルセナイ!のです。それも、プラスチックの丸棒で軸を作って取りあえず動くようにはした。
5:インストの塗装指示がかなり適当。「もっと詳しく知りたかったらウィンドソックを見ろ」だって。そんなの初めて見たよ。(ペガサスには負けるけど)

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というわけで、かなり前に買ってきたのに、作り始めるまでにやたら時間がかかり、作り始めてからも延々と中断しまくり、やっと完成となりました。プラ板だ の、プラ棒だの、そういう周辺を買いそろえたりとか、けっこうコイツには金かかったよ(何百円の単位だけど)。

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この流れ星のマークが気に入ってこのキットを買ったと言っても過言ではない。しかしデカールはかなり手こずる。マークセッターなんか使うとあっという間に 縮緬になってしまうので要注意だ。上翼の国籍マークは結局ダメにしてしまったので、ペガサスのデカールでどうにかしのいだ。でもペガサスのデカールも割れ が入りやすい。

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それにしてもこの塗装は何なんだろうか。せっかくキレイに作ったのに、妙に汚く見えるんでないかい?古い細筆を一本あきらめて、穂先を短く切りそろえ、 ちょっとずつ塗料を含ませては垂直にたたく、というのをくり返して、自分的には「お、うまくいったじゃん」とは思うのだが、完成した機体を見ると…
これじゃ何ともさえない。第一次大戦機はもうちょっと優雅でないとねえ。

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「支柱は黒」って指定してあるのに、こんな色に塗っちゃって、相変わらずしょうがないモデリングだ。

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