Roland D.VIb

ローラント D.VIb(ドイツ軍戦闘機)

MAC Distribution 1/72 : Completed on 25.Sep.2011


第一次大戦末期に、あの名機フォッカーD.VIIに対抗して試作されたいくつかの戦闘機のうちの一つ?です。
フォッカーの方は厚翼を採用して強度を高め、 翼間張線を省略するなどの新機軸を積極的に取り入れていた機体ですがこっちはそれほど斬新なわけではありません(多分)。
フォッカーの生産が思うようにい かなかった場合の保険的な意味で生産されたようですが、大して戦闘に参加したわけではないらしい。

 形状的には胴体から下の方に張り出して配置された下翼が、わりと独特です。
また、クリンカー式というらしいが、要するにヨットとかボートを作る方式を胴体の製作に取り入れているので、胴体には独特のシマシマがある。

主車輪の後側の支柱が中央に集まっているのが珍しい。といろいろ書いてみると、やっぱり斬新な設計の飛行機なのかな?

実際作ってみると、全体的にはなんだか昔のマッチボックスみたいな甘いモールドで、ちょっとかったるい気分にさせられます。
張線はいつものように黒に着色された釣り用のテグス糸です。
レジン(エンジンなど)だとかエッチング(配管など)だとか、製作意欲の足を引っ張りそうな部品もちゃんと入っています。

 マーキングは、このでかいワッペンのついた一種類だけ。ローゼンジ迷彩はテクモドのデカール。
あまりいい色とは思えないけど、他になかったのでやむを得ず。

まあ、普通に何も手を加えなければ、このキットはこういう出来になります、という見本のうちの出来のよくない方、ぐらいの出来映えか。

inserted by FC2 system