半年ぶりの更新です。何しろ風の向くまま気の向くままなので、
このHPも見捨てているわけではないんだけど、
ずっと放ったらかしになっちゃうんだよなぁ。(2007.Nov.17)

Sopwith Camel

(英海軍戦闘機 ソッピース キャメル)

Revell1/72:Completed on 2007 Nov.




前回作ったアカデミーのソッピースキャメルはなんだか、ねぇ…という出来栄えだったので、いつか改めて作ろうと思っていたのです。なにしろ、かなりの必 須アイテムなもんだから。そうこうするうち、いつもの地球堂で昔懐かしいラベルのキットを発見したので、衝動買いしてしまいました。と言ってもパッケージ はドイツレベルのもので、説明書やデカールも今風のものが入ってリニューアルされてはいましたが。

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 イギリスの第一次大戦機にしては派手な装い、といえましょう。英海軍のブレッドナー大尉(?)の乗機だそうです。

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レベルのソッピースキャメルはとても古いキットで、以前作ったのは中1の時ですからかれこれ40年近く前のことになります。その頃はまだ何にも考えず に、ただ次々に作るのが面白かっただけで、色も塗らず、部品をランナーから外すときに爪切りを使うぐらいで、道具も使わない有様でしたから、できた飛行機 はオンボロボロ、すぐに壊れて消えていきました。しかし、その中にも説明書に書いてあった、ルイ・ブラウン中尉なんかの話を読みながら心を躍らせたもので す。
今の目で見ると、古色蒼然としたキットです。
まず、操縦席内部には全く何もなく、搭乗員をサンドイッチして胴体左右を接着しなければなりません。その搭乗員も左右分割のモールドなので、顔から何か ら彫刻し直すつもりでモールドラインを消さなければならない。次に、胴体の左右の断面形が対称でないために、下翼が変な角度でついてしまい、尾翼の角度が 決められない。その他にもあっちこっちにヒケとかバリとかたくさんあって、かなり手間がかかりました。といってもロクに修正もしてないんだけどね。

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ところが、不思議なことに、その割には作りやすいんですねぇ。しかも、上翼や支柱なんかの合いもよく、実際に組み立て始めると結構ストレスもなく進みまし た。商品としての「プラモデル」を手にするであろう、多くの子ども達のことをよく考えた構成になっているんだと思います。まさか50ヅラ下げたオッサンが 何のかんの、とこねくり回して製作することなんか、おそらく当時の開発担当者は考えもしなかったでしょうね。これは、どうしようもない、という評判のキッ トでもこの時代のものにわりと当てはまるので、たいしたものだと思います。

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今回の張線は、ミシン糸から離れ、黒のテグス糸を使ってみました。テグス糸は、気をつけないと付け根付近に変な曲線のクセができてしまうので、扱いづらい です。左右胴体支柱の間のバッテンの張線は、クロスしている部分が変にオフセットされているのでちょっと工夫が必要でした。機関銃は銃口部分がモールドさ れていなかったので伸ばしランナーで付け足しです。
それにしても、張線取り付け用の穴を開けるのに今回ほど苦労したことはありませんでした。何しろ胴体部を中心に、変に斜めにあけなければいけない穴が多 く、0.3oのピンバイスの刃を3本も折ってしまいました。近所のカインズホームで2本セットで650円でしたから、思わぬ痛手です。

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  太陽光のもとで写真を撮ったので変な感じですが、トランプのマーキングや尾翼の旭日模様が魅力的です。デカールは大変質のよいものです。上翼の国籍 マークは説明書の図面よりもリブ一つ分内側に付けてしまいましたが、全体的なバランスとしてはそれほど目立たないようなので、よかったよかった。張線は翼 間のものはがんばって張りましたが、尾翼の補強に菱形に張ってある方は力尽きて省略です。ま、自分のお楽しみで作ってるわけだからね。これを見た人もとや かく言わないことです。

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