HN | Petchuunen |
誕生日 | 195*.2/14 |
性別 |
Male |
発祥地 |
千葉県幕張 |
生息地 |
S県S市 |
職業 |
本業はお堅い(と思われている)仕事です |
家族 |
私・妻・子供3人(気づけばもう銀婚式が過ぎた) |
趣味 |
・鉄道模型(Nゲージ) ・プラモデル(今は1/72航空機中心) ・歌舞伎を見に行く(年に1度いければいい方だけど) ・庭木いじりと草むしり ・オートキャンプ ・温泉旅行 ・ドライブ ・その他、たくさんあるけどどれもイイカゲンで下手くそ |
好きな食べ物 |
粗挽きウィンナとザワークラウト 2012年5月からは糖尿病治療のため糖質制限食に移行したので、糖分はもとより米・麦・イモその他デンプン関係はムリ! |
好きな音楽 |
・クラシック(ルネッサンスから現代までカバー、最近はイタリアオ
ペラに傾注している) ・ジャズ(サッチモとかの幸せな時代で止まっている) |
嫌いな音楽 |
・演歌、新内、京劇など(生理的にだめです。女の人が地声で歌う
のってなんだかダメ。でもジャズは別) ・ラップ(昔TVの時代劇で見た江戸時代の「チョボクレ」っていう街頭売りの瓦版を連想させる) ・ハードロック(騒音にしか聞こえません) ・ゲーム音楽(気が狂いそうになる。単なる死んだ音響の集合体) ・初音ミク(吐き気がする。バラバラ死体となった人の声を組み合わせた、血みどろスプラッター音楽) |
好きなアイテム |
・プロペラ機(1945以前のもの) ・蒸気機関車(SLだなんて呼んではいけない)と古い客車 ・国鉄時代の電車列車 ・古い建築物・博物館・その他レトロなもの全般(伝説の昭和30年代が私の幼児期でしたから) |
苦手 |
・テレビゲーム(はたで見てるだけで乗り物酔いしちゃいます) ・携帯電話、スマホ、カーナビ(世の中、便利になるのと反比例して人間はアタマが退化していく…) |
大の苦手 |
・タバコは病的にキライ(「煙草飲みはダメ人間だ」というのを公理 にしよう、と思っていろいろ考えてみたら、今も敬愛する大学時代の恩師がみんなヘビースモーカーだったことを思い出して頓挫。でも、このご時世にタバコすってる奴なんて軽蔑に値するのは確かだ。) ・職場の飲み会や慰安旅行(特に幹事やらされるのは最悪。でも断れない、気が弱いから) ・行儀の悪いガキ(あんな猿を公共の場に連れ出してきてなぜ、親とか爺婆とかは恥を感じないんだろうか) |
いい年して(耳順う年に向けてまっしぐら)、プラモデルが好きです。いつまでガキっぽいことやってるんだ、と高校生、いや中学の頃からいわれていたの
で、「プラモデルが好きだよ〜」と、声に出して言うことがいまだに恥ずかしくて堂々とは言えないというか、心理的にストップがかかってしまうのがちょっと
悲しい…。
最初にプラモデルを作ったのは多分小学校2年生の時です。おもちゃやさんの店の軒先に刀とかと一緒につるしてありました。30円だったか、17円だったか、よくは覚えてないんですが、小さい箱に入っていて、接着剤がインスタントラーメンのスパイスのような小袋に入って付属していました。部品をランナーか ら手でむしり取り、その接着剤で手も部品もべたべたに汚しながら、作りました。軍艦とか、戦闘機が多かったです。小遣いを貰うたびに買ってきて作りまし た。弟と二人で軍艦の模型をつくりながら、部品を取り替えっこ!するという暴挙を無邪気にやってたことも覚えています。あれから40年以上もたっているんだなあ。
ものを作るというのはそれからずっと好きです。(でも、ものを作る仕事はしてません)ゴム動力のヒコーキ、Nゲージ、カラ−ボックスみたいな組み立て式の家具等々、ま、こうやって挙げてみると言ってるほど大したものはこしらえてませんね。
その後はタミヤのベビータンクシリーズ(¥100)、レベルファイターシリーズ(¥100)、タミヤの1/50戦闘機(¥200! こういう高額なものを買うときはもう冒険の気分)、と作りまくりました。全然上手にならなかったです。プラカラーは高いから、手を出しませんでした。水彩絵の具でタミヤ1/50の鍾馗を塗りたくって、ダメにしました。親に見つかると怒られるので、押入の上を伝わって天井裏に隠していました。時々ネズミによる被害にもあったりして、作品が長く無事なままであったことはありません。
中学に入ってから同好の士に出会ったこともあって、いよいよ本格的?にのめり込んでいきました。エアーフィックスとかそういう外国のメーカーを知って、手を出し始めると、ついに色も塗るようになってきましたね。(でもモノグラムは買わなかった、高いから)そして、タミヤのMMシリーズが始まり、静岡の
1/700ウォーターラインシリーズが始まって、プラモデルそのものも発展してきて、余計のめり込んだ。でも下手なまんま。
学生時代が終わってからすぐ結婚したので、プラモデル人生は冬の時代に突入。定年まではもう春は来ないでしょう。でも時々訪れる小春日和を無駄にしたくないなぁ、という気持ちで今も下手くそなプラモデルづくりを続けているんだよ、好きだから。
皆さん、ちまたにあふれるプラモデル関係の雑誌を手にとって見てください!何とも美しく、精密に、芸術的に完成されたモデル達がその道の達人たちの手によって仕上げられて、誌面を飾っているではありませんか。それに考証の優れていること!古今東西の資料を発掘し、駆使して可能な限り本物の雰囲気に近づけた作品は、その美しい写真のなかで今にも動き出すのではないか、と思うほどです。
でも、そのすばらしさには素直に驚嘆しつつも、「ああ、プラモデルは俺の手の届かないところへ旅立ってしまった…」という嘆息をつかずにおれないのは私だけでしょうか。
例えばテレビチャンピオンのプロモデラー選手権なんかを見てしまうと、現代のプラモデルシーンはすざまじく先鋭化しているように私には思えてきます。タ
ミヤのMMシリーズの成長と共に日本(というか世界中)のプラモデル製品の製造技術はここ2〜30年のうちに飛躍的に向上し、内容も複雑化して、子供がおいそれと手を出せるようなモデルは減ってしまっています。さらに、より高度なモデリングのために別売の改造パーツやエッチングパーツなどが次々と世に現れ、私のようなレベルファイターシリーズでプラモデルの面白さを知った世代からも多くの脱落者を生じせしめたのではないか、と想像してしまうのです。それ
ばかりか、絶版キットのコレクションというジャンルまで発生し、今やプラモデルの世界はオタクの霧の中に霞んでいます。(勝手に思ってるだけ?)
子供の頃というか長じては学生時代を通じて慣れ親しんだプラモデルはもっと「イイカゲン」なものでした。どこの街でもその辺の駄菓子屋に売っていたし、
友達の家に遊びに行くと、たいてい崩壊しかけたプラモデルの完成品を一つや二つ見かけたものです。なかにはプラカラーで着色したものもありましたが、たい
ていは小遣いの都合で1〜2色を、一部分だけ、場合によっては勢いにまかせて全面に塗りたくってしまってノッペラボーになってるヤツなんかもありました。
でも、それを作った本人は、一様に自分の作品にそれなりの愛着を持って勉強机の上に飾っていたりしていました。そういう「愛と夢にあふれたゴミ作品」はど
こに行ってしまったんでしょうか。
下手でもいい、失敗しててもいいじゃないか、というおおらかな精神は外に向けて発信することはもうできないのでしょうか。いいえ!
私はここに、「ヘタクシズム」を提唱いたします!
「ヘタクシズム」とは、つまり自分のスタンダードを作って、高望みをしない、ということであります。
例えば私の場合で言えば、「塗装はできる限り筆塗り!」とか、「アンテナ線とかそういうのは省略!」「金属部品はなるべく使わない!」「キャタピラを
一枚一枚組んでいくなんて、そんな面倒くさいこと絶対にヤダ!」など、自分の作業上の境界線を設定するということなんですけどね。だって、手を入れようと
思えばどこまででも入れられるけど、きりがないじゃありませんか。それに、そういうことをはっきりと自分で意識していないと、「アレをやってないから今ど
きの作品としてはヘタレだ」、などという他人の目(なんてものがあるのか?)が気になって、プラモデルに手が出せなくなりますよ。プラモデルに作られちゃあ
いけません、プラモデルは作るもんですよ!
つまりヘタクシズムとは、勤め人としての時間の限界、ローンを抱えた家庭人としての支出(といっても、プラモデルにかかる金なんて酒・タバコで浪費する
人のことを考えれば微々たるものだけどね)の限界を踏まえ、それでもなおかつ完成品をそれなりにものにしよう、未完成で放置してあるモデルを増やさないよ
うにしよう、欲しくてしょうがないプラモデルをつい衝動買いしてしまって「手つかずのプラモデルをコレクションするのがアナタの趣味なのよね」なんて妻に
嘲笑されないようにしよう、という工夫であるとともに、作品の数を重ねるほど先鋭化していって、完成するまでに異常に時間がかかるようになるのを避ける、
生活の知恵といってもいいでしょう。(でも要するに下手ってこと。)
また、「今どきこんな下手くそな作品をアップするやつがいるんなら、俺も一つ作ってみるかな」とか「これなら俺でも作れるじゃん」という勇気を与えるこ
とがヘタクシズムを標榜する者のつとめだ、なんて思うんですよね。原点に戻って、久しく忘れてしまっていた作る喜びを味わおうではないか!とか。でも、た
かがプラモデルを作るなんてそんなに大上段に構えるほどのものじゃないんだけどね。はぁ〜ちょっとバカバカしかったかな。