Kawasaki Ki-10 Type95 Fighter

(95式戦闘機 キ-10)

ICM 1/72 : Completed on 3.Jun.2009

 第2次世界大戦時の飛行機は昔からキットも豊富だったので、私も少年時代からプラモデルを通じて知識を得たものでしたが、大戦間の飛行機についてはキットが皆無に近く、謎に包まれていた領分でした。特に、日本機についてはニチモの96艦戦やLSの93中練ぐらいしかなくて、「大空のサムライ」なんかを読んではため息をつく日々だったものでした。
しかし、最近ではそのミッシングリンクも少しずつ減ってきているようですね。というわけで、95式戦闘機、仕掛けてから1年半の時を越えて、完成で~す!
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 実機は1935年に正式採用され、日華事変 やノモンハン事件で活躍したそうです。川崎ならでは?の水冷エンジン搭載で日本機離れした雰囲気を持っていますが、機体の後ろ半分には3式戦闘機飛燕を思わせるラインをすでに持っていますね。
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 キットはウクライナのICMというメーカーらしいのだが、作りにくさはかなりのものである。翼間支柱を見てもわかるとおり、全然合わないのである。特にこういう微妙な角度の調整を必要とする部品なんかは私ごときの工作力ではお手上げだ。よくぞ形になったものである。さらに、無駄にバラバラなっているプロペラブレードとか、塩ビ版の風防とか、微妙にイライラさせられる仕掛けがあっちこっちにあるのだ。
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 マーキングは一応メーカー指定通りの加藤健夫中佐(この当時の階級はわからん)機ですが、胴体の帯は赤という説もあるらしく、迷った末に結局黄色にしました。理由は、その方が地味じゃないっぽかったから!! 別に考証がどうとかじゃないところがPetchuunen的でしょ?日の丸と尾翼の文字はデカールです。デカールは、ほどよくつや消しですが、硬い。すぐ割れるので要注意ですね。

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 サイドビューですが、、、このプロポーションってどうなのかな~。海軍の90艦戦なんかは上翼と胴体の間がすごく狭くて、見るからにコンパクトな感じがしましたが、それに比べるとなんだか散漫な印象なんですよね、、、 それにしても、翼間支柱のひどい合わせがもろ見えですね。恥ずかしい~~!

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 張線は少なくてすみました、というか少なすぎて拍子抜けというか。アンテナ線はこれまでの経験で、いつも早々に切ってしまうので、今回は最初から省略。

 
 遠い昔の荒鷲の雰囲気は出ましたかね…






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