Albatros D.V

(アルバトロス D.V)


Eduard 1/72 : Completed on 2. Oct. 2006

 

 「第一次大戦機のプラモデル」というかなりマイナーな世界の中ではすでに定番ともいえる、エドゥアルドのアルバトロスD.Vをついに作りました!
アルバトロスD.Vといえば、敗色濃い大戦末期のドイツ航空隊にあって中核的な戦闘機というか代表的なワークホースというか、まあポピュラーな飛行機では ありますね。連合軍が新型の優秀な戦闘機を続々繰り出してくる中で、前作D.IIIのその場しのぎ的なマイナーチェンジで、弱点だった翼の強度もそのまんまだったりしてかなり苦戦を強いられた、というとなんだか本邦のゼロ戦や隼の末路と共通するものがある ようです。

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でも鮫を思わせる流線型のボディもD.IIIよりは迫力を増していて、風格十分で す。

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相も変わらない製品そのまんまの組立、フリーハンドの筆塗り、メーカー指定通りのマーキング、というPetchuunenスタンダードでございます。
それにしても、冷却器などの塗装指定に「Brass」とあるのをMr.カラーの金色をそのまま塗っちゃったのはちょっとまずすぎた。なんかいいアイディ アはないでしょうかねぇ…自分で工夫しろってか。

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張線はダークグレーのレジロン04というミシン糸(家内とキンカ堂に行ったときに見つけた)を翼に貫通穴を開けて通し、アロンアルファで止める、という 方法で張っています。張り方によっては、微妙にずれた角度で接着されちゃった翼を修正することもできるので、けっこう効用もあるかも。(なんて言うとホン トへたくそだというのがわかっちゃいますが。)

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今回の新機軸としては、胴体前半部をベタ塗りにしないで、木目調に仕上げてみた。Mr.カラーの19サンディブラウンの上からタミヤエナメルのレッドブ ラウンを薄く溶いたものでちまちま筆塗り。よく見るとしょうもないけどちょっと見にはそれなりで、自分的には満足できたので、まあ「案ずるより産むが 安し」でございますな。

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ところで、このキットはもちろん悪くはないんですけど、ちょっと支柱関係が太すぎるかな、という気がしないでもない。それと構成も簡単で、普通なら必ず入っている、上翼のラジエターとエンジンを結ぶパイプが部品としてセットされていない。「プロフィパック」ならばつくんでしょうけど、エッチングパーツの細かいのをいじくり回すのはどうも気が進まなくて…。自作もめんどいし、ま省略するのがよいでしょう。(2006.Oct.2)

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